農場主・島野俊弥が自ら撮影した写真で、現地ならではのブラジルの姿をご紹介します。
03.ブラジルでの日本紹介

■サンパウロの日本フェア
人種のるつぼ、ブラジルでは世界中からたくさんの国々の人々が集まって暮らしています。祖国の文化や行事は大切にされ、毎年さまざまな国のフェアを開催するのが習慣となっています。約100万人といわれるブラジル在住の日本人はサンパウロ州を中心に活動しているため、サンパウロ市が後援して3日間の盛大なフェアが開かれます。日本の座敷や凧・侍・鯉のぼりなどといった日本文化が紹介され、入場者数は例年8万人規模という盛大なイベントです。「沖縄」「大阪」といった地域別の紹介もあり、食堂ではみんな馴れた手つきで箸を使い、お寿司やヤキソバを食べています。



生け花や茶道はブラジルでも関心が高く、会場には多くの人々が訪れます。池坊南米支部からは大作のほかに一輪生けや床の間の飾り生花など日本家屋の雰囲気と合わせた紹介がなされていますし、裏千家も茶室のモデルを展示して実際の様子を再現しています。

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■ブラジル人も茶道
サンパウロ大学の「日本文化研究所」には本格的な茶室があり、先生による免状の授与なども行われています。私の友人である建築技師のワーデルソンさんも日本文化にたいへん興味を持っていて茶道だけでなく華道、書道、日本語の研修を受けているのですが、免状の授与式に参加してきました。真剣な顔つきでお手前を披露し、最後に先生を囲んで記念撮影です。

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■1日いけばな講習会
サンパウロ文化センターでも日本文化の紹介が行われています。大きな図書室、広い回廊、屋上には緑あふれる庭園があり、日頃からたくさんの人が訪れていますが、ここには日本総領事館が協賛提供した玩具も展示され、珍しい日本の人形細工を見ることができます。



この文化センターで、池坊南米支部による1日生け花講習会が開かれました。入口には大作が展示され、講習会とともに花展も開催されます。ブラジル人の男女50人が参加する大きな講習会です。

現在南米支部会長をつとめている私の妻も作品出展と共にたくさんの生徒さんたちの指導にあたっています。この日は当社社員の娘さん、フェウナンダちゃん(参加時6歳)も2回目の生け花講習を受けました。

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■「こどもの日」のブラジル日本館
サンパウロ市内中心部にあるイビラプエラ公園には、1954年に市制400年記念事業として「日本館」が建設されました。純日本式の家屋を紹介するもので、内部には室内のしつらえや振袖、季節飾りなど様々な展示物を見ることができます。もちろん広い庭園も和風で、鯉の泳ぐ池もあります。


毎年5月5日(こどもの日)には、あちこちに大きな鯉のぼりが揚げられます。子供たちも集まり、自分たちで凧を作って凧揚げを楽しんでいます。

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■ブラジル日本移民100周年
2008年はブラジルに日本人が移民して100年という記念すべき年です。これに向けてブラジルでは様々な企画が行われており、その一環として日本人移民の先駆者といわれる大武和三郎氏・隈部三郎氏の2人を紹介する展示会が開催されました。大武氏は17歳でブラジル軍艦に搭乗、リオ・デ・ジャネイロに上陸してクストージオ艦長の推薦で海軍兵学校に入学しました。また隈部三郎氏は1891年に鹿児島で判事をしていた人物です。会場には大武氏のお孫さんも日本から駆けつけ、隈部氏のお孫さん家族と共に語り合っていました。

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